麦味噌醸造と材木商で財を成した田中徳兵衛の住宅。2018年に国の重要文化財に指定されました。
パッと見た印象では「洋館」のインパクトがありますが、実は和洋折衷の建物。
設計した桜井忍夫は、旧岩崎邸庭園などの洋館の設計をしたジョサイア・コンドルの弟子(佐立七次郎)の弟子でもあります。
滞在時間はじっくり見て40分ほどでした。
洋館好きに嬉しい、「旧田中家住宅」の写真レポート

入口です。ここで入場券を購入し館内に入ります。「TANAKA」の標識がとても目立っています。

まずは2階から探索。アンティークな洋室の書斎です。

書斎の窓。出窓ではなく、壁の厚みでこのような構造になっています。

2階の客間。お隣の書斎は洋室でしたが、ここは和室になっています。

芸術的な天袋と地袋。

部屋の奥にある廊下。

廊下からの外の景色。レンガ造りと瓦の不思議な組み合わせ。

3階の控室はパーティでの控えの間として使われたそうです。


控室にあるソファと机。

同じような洋室でも天井飾りが違うことも。見学の際はぜひ「上」も鑑賞してみて下さい。

3階にある大広間。当時の状況を想像すると楽しそう。




豪華すぎるアンティークな家具。

街灯のような照明がおしゃれです。

外にある池泉回遊式庭園。1階の和室からの景色です。こちらの庭園は1973年(昭和48年)の改修工事の際に、味噌醸造蔵の跡地につくられたそうです。

池には鯉がいてのどかです。近づくと、餌をもらえると勘違いした鯉がばしゃばしゃと音を立てるので、ちょっと怖いですが…(笑)

防空壕の跡。
旧田中家住宅へのアクセス
公共交通機関の場合
- 埼玉高速鉄道「川口元郷駅」から徒歩6分
また、JR「川口駅」から国際興業バスに乗車し、「末広1丁目」バス停からもアクセスすることができます。
駐車場情報
普通乗用車13台
旧田中家住宅
〒332-0006 埼玉県川口市末広1丁目7−2
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