旧田中家住宅に行ってきた写真＆レポート

麦味噌醸造と材木商で財を成した田中徳兵衛の住宅。2018年に国の重要文化財に指定されました。

パッと見た印象では「洋館」のインパクトがありますが、実は和洋折衷の建物。

設計した桜井忍夫は、旧岩崎邸庭園などの洋館の設計をしたジョサイア・コンドルの弟子（佐立七次郎）の弟子でもあります。

訪問時期：2020年10月
滞在時間：じっくりゆったり見るなら40分ほど

パンフレットで紹介されていた全体の図。洋室のすぐ横に日本間があるのが特徴的。

「TANAKA」の標識がとても目立っています。

2階：書斎

書斎の窓。出窓ではなく、壁の厚みでこのような構造になっています。

2階：客間お隣の書斎は洋室でしたが、ここは和室になっています。

芸術的な天袋と地袋。

部屋の奥にある廊下。

廊下からの外の景色。

3階の控室はパーティでの控えの間として使われたそうです。

控室にあるソファと机。

同じような洋室でも天井飾りが違うことも。見学の際はぜひ「上」も鑑賞してみて下さい。

3階：大広間

豪華すぎるアンティークな家具。

街灯のような照明。

外にある池泉回遊式庭園。1階の和室からの景色です。こちらの庭園は1973年（昭和48年）の改修工事の際に、味噌醸造蔵の跡地につくられたそうです。

池には鯉がいてのどかです。近づくと、餌をもらえると勘違いした鯉がばしゃばしゃと音を立てるので、ちょっと怖いですが…(笑)

防空壕の跡。

旧田中家住宅の詳細情報

※2024年10月時点での情報です。最新情報は公式サイトをご確認下さい。