赤羽駅から少し歩いた先、小高い丘の上にある「赤羽八幡神社」は、地域に根付いた歴史を持ちながらも、ちょっとユニークな特徴が詰まった神社です。
勝負運にご利益があるとされることから、受験やスポーツの祈願に訪れる人も多く、さらに境内の真下を新幹線が走るという珍しいロケーションでも知られています。
今回は、そんな赤羽八幡神社を訪れたくなるポイントを、歴史・立地・ご利益の3つの視点からご紹介します。
歴史を感じる神社のたたずまい

赤羽八幡神社の創建は平安時代、坂上田村麻呂がこの地に八幡三神を勧請したのが始まりとされます。以来、地域の総鎮守として長く親しまれ、戦国・江戸時代には名だたる武将や徳川将軍家からも信仰を集めました。
昭和6年に再建された社殿は、凛とした空気をまといながらも親しみやすく、街の中に静かに息づく歴史を感じさせてくれます。
新幹線が見える!赤羽八幡神社のユニークな立地

この神社を訪れた人がまず驚くのが、その立地。実は、境内から新幹線や埼京線が通っている様子を見ることができます。
神社のある丘は標高約20m。境内からは鉄道の走行風景も見下ろせ、鉄道ファンにとっても隠れた人気スポットとなっています。
「神社の上を新幹線が走る」のではなく、「新幹線の上に神社がある」という全国的にも珍しい構造は、訪れてみる価値ありです。
勝負運・学業・縁結び…多彩なご利益も魅力

赤羽八幡神社は「勝負の神様」として、スポーツ選手や受験生からも厚い信仰を集めています。
境内には「なで牛」があり、撫でることで学業成就のご利益があるとされ、親子連れの参拝も目立ちます。
また、大黒様の縁結びや、月替わりの御朱印も人気です。
芸能ファンの間では「エイト神社」としても話題

赤羽八幡神社は、関ジャニ∞ファンの間では“エイト神社”としても知られ、聖地巡礼の場となっています。
芸能やエンタメにまつわる願掛けにも訪れる人が多く、世代を問わず幅広い人々に親しまれていることがわかります。
境内の散策も楽しめる
境内には北野神社、御岳神社、稲荷神社などの摂末社があり、ゆっくりと歩いてまわるのにも適しています。
階段や坂道があるものの、駅から徒歩でアクセスできる手軽さも魅力です。落ち着いた空間で、都会の喧騒を忘れて過ごすひとときが待っています。
アクセス・基本情報
- 所在地:東京都北区赤羽台4-1-6
- 最寄り駅:JR赤羽駅(徒歩約10分)
- 御朱印:月替わりあり
おわりに
赤羽八幡神社は、歴史ある神社でありながら、交通・文化・信仰がユニークに交わる不思議な魅力を持った場所です。
赤羽に立ち寄る予定があるときは、ぜひ足を運んでみてください。静かに心を整えたいときにもおすすめです。