東京都北区にある「旧古河庭園」は知る人ぞ知る紅葉スポット。見頃の時期には多くの人で賑わいます。
色づき始めのときに訪問したところ、混雑も控えめで快適に見ることができました。
人混みを避けたい場合は、見頃からずらした時期か、早朝や閉園前に行くのがおすすめです。
旧古河庭園で落ち着いた雰囲気の中楽しむ紅葉
旧古河庭園は洋館と日本庭園の共存が魅力的な庭園です。
メディアによく取り上げられているのは「洋館」なのですが、実は、敷地内に入り丘を下っていくと、広々とした日本庭園が広がっています。
丘下に日本庭園、丘上にバラ園があるものですから、和と洋が混在する不思議な空間に入ってしまったようにも感じます。
さて、今回訪れたのは2019年の11月ごろ。紅葉が色づき始めた時期でした。
色づき始めとはいえ、都内の紅葉の名所として有名&近くには「六義園」があることもあり、平日でも多くの人で賑わっていました。
ただ、大混雑というわけでもなかったので、ゆっくりと旧古河庭園を回ることができました。

入園してからまず目に入るのがこの旧古河邸(大谷美術館)です。
館内も見学できますが、事前にガイドツアーの予約をしないといけません。
洋館の内装にも、和室と洋室が使われているのだとか。ぜひ見てみたいものです。

洋館の裏側(洋風庭園)にはバラ園が広がっています。ピークは過ぎましたが秋バラが咲いており、紅葉目的よりバラ目的の方が多かったかもしれません。
さて、旧古河庭園内は洋館が丘の上、日本庭園が丘の下という作りになっています。
そのため、日本庭園を見たい場合は下に下にと道を降りていくことになります。

世間では紅葉は色づき始めたばかり。旧古河庭園でも1か所だけ見事に真っ赤に染まっていました。

水面に反射している様子が美しいですね。
敷地内は広かったので、人混みに滅入ったりせずゆっくり見ることができました。
ところどころにベンチもあるので、休憩しながら散策することができます。
のんびりと楽しむことができるスポットでしたが、見頃前で紅葉を完全に満喫できたとは言い切れず…。
紅葉の美しさを取るか、混雑を避けるのを取るかを比べると難しいところですね。
秋には紅葉めぐりスタンプラリーが開催

例年、都立庭園では「紅葉めぐりスタンプラリー」が開催されています。
スタンプを集めると、先着で商品がプレゼント。
都内の紅葉が知れますし、都内の散歩やおでかけのきっかけにもなるイベントです。
旧古河庭園は六義園に近いので、同じ日に行くとスタンプラリーを制覇しやすくなります。
旧古河庭園はホッと一息つきたい人におすすめの場所
旧古河庭園は、混雑期でなければゆっくりと敷地内を観賞することができます。
元々、旧古河庭園がある西ヶ原周辺は閑静な住宅街ですので、街を散策するだけでも静かなのんびりとした時間を過ごせるでしょう。
遠方で中々来れない方は、ぜひ洋館のガイドツアーを予約してから訪れてみて下さいね。